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1904年(明治37年)に秋田工業学校として開校した本校は、今年度で創立119年目を迎える長い歴史と伝統を誇る工業高校です。卒業生は、3万3千余名を数え、産業界の技術者として、また、企業経営、政治、芸術文化、教育、スポーツ等々、幅広い分野で活躍されています。校訓「質実剛健」の校風は淀むことなく引き継がれており、心身ともに逞しく、何事にも積極果敢に挑戦する本校生の姿は、万古不易であります。
授業・実習では、不易である基礎基本の徹底と、流行である新時代を見据えた学びを融合させながら、工業教育の推進を図っています。また、個々のポテンシャルをさらに引き出し、今後、グローバル化していく社会で活躍できるよう、英語コミュニケーション力の向上にも力を入れています。
部活動は全国優勝15回のラグビー部、全国高校駅伝10年連続28回出場の陸上競技部をはじめ、多くの運動部・文化部が全国の舞台での勝利を目指して活動しています。昨年度は陸上競技の全国大会で3冠を達成した選手もおり、大きな感動を与えていただきました。また、ものづくりコンテストでは4部門が東北大会に出場し、「電気工事部門」に出場した生徒が全国大会で3位に入賞しました。
「進みて止まぬ科学の力、我が身に体し工業界の、未来の使命肩にぞ担う」(校歌3番)を胸に刻み、諸先輩方は工業界の発展に大きな功績を残してきました。この崇高な使命のもと、次の日本を、そして世界を創造する人材を育成できる学校づくりに邁進して参りたいと考えております。多くの皆様のご支援とご協力をよろしくお願いいたします。
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令和5年 校長 佐藤隆史 |
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